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Last Modified: 03/8/2013 at 1:59 | Release:Table of Contents
Avance Management Console の要件
Avance Management Console は、ブラウザ・ベースで Avance ユニットとそのユニットを構成する物理マシン (PM) および仮想マシン (VM) をリモート管理する機能を備えています。
- Avance Management Console をインストールしているコンピュータから、Avance ユニットを含んでいるサブネットにアクセス可能でなければなりません。
- ブラウザはAvance Compatibility Matrix(Avance 互換性マトリックス) に掲載されている、互換性があるものを使用してください。
- お使いのコンピュータに最新版の Java Runtime Environment (JRE™) がインストールされていることを確認してください。Java はhttp://www.java.com/en/からダウンロードできます。
Avanceのインストール
Avanceのインストール作業はとても簡単です。操作手順は各ハードウェアのインストールガイドを参照してください。
Avance Management Console にログインする
Avance ユニットの IP アドレス、あるいはホスト名をお使いのブラウザに入力します。 http://IP_address または http://host_name IP_address の箇所には、インストール中に設定した Avance ユニットの固定 IP アドレスを入力します。また、host_name にはその IP アドレスに割り当てられている完全修飾ホスト名を入力します。
Avance ユニットの環境設定
Avance Management Console に初めてログインする際には、ナビゲーション・メニューで [Preferences] を選択し、インストール・プロセス中に指定していない下記のオプションを設定します。
システムの環境設定 | |
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所有者情報 (オプション) | Avance ユニットの所有者情報で、SNMP アラートを通じて保守サービス・プロバイダに伝達されます。 |
製品ライセンス | ライセンスとアクティベーション・キーをアップロードします。電話で保守サービスを依頼する際に必要となるサイト ID を表示します。 |
IP アドレスの設定 | Avance Management Console、ゲートウェイ、および DNS サーバの各 IP アドレスです。 |
日付と時刻の設定 | タイムゾーン、日時、および NTP サーバを設定します。 |
Active Directory (オプション) | ドメイン・グループ経由でユーザ・アクセスを認証するように設定します。 |
ハードウェア | |
UPS (オプション) | 電源の監視方法を設定します (デフォルトでは監視をしない設定になっています)。 |
ヘルプとデバッグ | |
診断 | 診断ファイルを出力し、問題の解決に利用します。 |
通知 | |
e-Alerts (電子メール・アラート: オプションですが設定することを推奨します) | 電子メール・アラートの言語と受信者、および SMTP サーバ名を設定します。 |
SNMP アラート (オプション) | SNMP 要求とトラップ、コミュニティ、およびトラップ受信者のリストを設定します。 |
リモート・サポート | |
Call-Home と Dial-in (オプション*日本国内未対応) | Call-Home automatically/securely sends alerts and diagnostics to the Stratus Active Service Network and an incident management system. Supplies the service provider with debug information.Dial-in provides a secure tunnel to the Avance unit for troubleshooting. *本機能は日本国内では未対応のため、Avanceの管理コンソールのAVANCE UNIT → Preferences → Call-Home & Dian-In画面において、Enable Support Notifications (サポート通知の有効化)のチェックボックスをオフ(外す)にして下さい。 |
プロキシ・サーバの設定 (オプション) | 社内ファイアウォールの外に、e-Alerts、あるいはCall-Home メッセージを送信するために使用する明示型のプロキシ・サーバを設定します。 |
ユーザ・アカウント
Avance Management Console で [Users & Groups] を選択して、以下を実行します。
- Avance Management Console へのドメイン・メンバーのアクセスを制御します。
- ローカル・ユーザ・アカウントを追加、変更、削除します。
詳細については、[Help] をクリックしてください。
Avance ユニットの起動
- 各々の Avance PM の電源ボタンを押します (Avance Management Console から、シャットダウン状態の Avance ユニットにアクセスすることはできません)。PM のサービスが復帰するまでには 10 分から 15 分間を要します。
- Avance Management Console にログインします。
- [Physical Machines] を選択します。
PM は、通常の 「running (稼動中)」 モードに戻されるまでは 「maintenance mode (保守モード)」 で稼動することに留意してください。
- PM を選択します。
- [Finalize] を選択します。[Activity] の下に、PM が稼動中であることを示す [running] が表示されます。
- 2 台目の PM でも同じ手順を繰り返します。
1 番目の PM が 「maintenance mode (保守モード)」 から変更されると、シャットダウン時に稼働していたすべての VM が自動的に再起動します。
Avance ユニットのシャットダウン
Avance ユニットをシャットダウンするには、Avance Management Console を使用します。まず VM がシャットダウンし、続いて PM がシャットダウンします。
Avance ユニットをシャットダウンする場合には、必ずこの方法を使用してください。シャットダウンする前に、両方の PM が稼動中であることを確認してください。両方の PM から個々にシャットダウンする、または電源を切るなどの方法を実行した場合、データが失われることがあります。
- Avance Management Console で、[Avance Unit] の下にあるユニットを選択します。
[Shutdown] ボタンをクリックします。シャットダウンには最大 10 分間掛かる場合があります。ユニットがシャットダウンする時には、Avance Management Console を使用できません。Avance ユニットが完全にシャットダウンしない場合は、以下を実行します。
- VM コンソールまたはリモート・デスクトップ・アプリケーションを使用して VM にログインします。オペレーティング・システムのコマンドを使用して、VM をシャットダウンします。
- VM をシャットダウンできない場合は、Avance Management Console にログインします。[Virtual Machines] をクリックして VM を選択し、[Power Off] をクリックします。
VM がシャットダウンすると、Avance ユニットはシャットダウンを続行します。
Avance のシステム・リソースの追加
お使いのAvance ユニットのシステム・リソースを追加することで、Avance のパフォーマンスが向上し Avance が VM のパフォーマンスに及ぼす影響を回避できます。システム・メモリを少なくとも 2048 MB 搭載することを推奨していますが、稼働する VM の数が少ない場合は 1024 MB のシステム・メモリでも十分なパフォーマンスを発揮できることがあります。 Avance Management Console の [Preferences] ページで [System Resources] をクリックすると、Avance ユニットのシステム・リソースの参照と変更が可能です。 システム設定の保存後、続いて物理マシンを再起動して変更内容を有効にする必要があります。
Avance ソフトウェアのアップグレード
Avance ソフトウェアは、実行中のアプリケーション (VM) を停止することなくアップグレードすることができます。 詳細は、Avance Management Console で [Avance Upgrade Kits] ページに移動し、ヘルプ・アイコンをクリックしてご確認ください。
*日本語版最終更新日:2013/3/8