サイトおよびシステムの準備 | Dell
Last Modified: 12/18/2013 at 5:29 | Release:Table of Contents
サイトおよびシステムの準備
サイトの準備 1:必要な機器と情報の準備
システムの準備および Avance のインストール中は、接続されている必要があります。
2 台の物理マシン (PM)
- Avance Compatibility Matrix-Dell Configurations(Avance 互換性マトリックス) に準拠するサーバ・モデル/構成
- 物理マシン(以下PM) は、同一の製品ファミリ/世代の同じ構成のマシンであることが必要です。
- 各 PM には、少なくとも 2 台のディスクを搭載している必要があります。
- インストールには、内蔵あるいは USB 接続の DVD ドライブを使用できます。
アップグレードやインストールの前に、キーワード 「firmware」 とリリース 「3.1」 を使用して Known Issues (既知の問題) データベースを検索し、ファームウェアの互換性の問題を確認してください。
- Avance Customer または Partner Portal Site にログインします。.
- [technical support (テクニカル・サポート)] にある [Search for known issues (既知の問題の検索)] をクリックします。
- [release 3.0)]、そして [issue type firmware (ファームウェアに関する問題)] を選択します。
すべてのネットワーク・ポート用の、CAT5E、CAT6、あるいは CAT7 ネットワーク・ケーブル
システムの準備とインストール用のモニタとキーボード Avance Management Console 用のコンピュータ
- インストール中は Avance ユニットのそばに設置します。
- Avance Compatibility Matrixに準拠するブラウザ(Microsoft Internet Explorer IE9、Mozilla Firefox 3.6+、Google Chrome 10.0+)
- 最新版のJava™ Runtime Environment (JRE™)
サイトの準備 2:ネットワークの設定
【プライベートネットワーク】
各 PM の 1 番目の内蔵ネットワーク・ポート間をネットワーク・ケーブルで接続します。(Dell サーバ:GB1 ポート)
PM 同士が離れた場所にある場合は、 Planning for Split Site Deployment(分離サイトの構成例) を参照してください。
【ストレージ同期ネットワーク (オプション)】
Avance は、PM 間のデータ複製パフォーマンスを向上する、オプションの同期リンクをサポートしています。これらのリンクでは、プライベート・リンクと同様に 10Gb の専用ネットワークで PM 間を接続する必要があります。同期リンクは、冗長構成にすることを推奨します。
【ビジネス・ネットワーク】
各 PM の 2 番目の内蔵ポートからビジネス・ネットワークまでを、Ethernet ケーブルで接続します。(Dell システム:ポート GB2)
ネットワークにアドオンのビジネス・ネットワーク・ポート (NIC) が多数ある場合は、基本インストール作業が完了した後、ポートのインストールを実行してください。操作方法については、Connecting Business Links(追加のビジネス・リンクの接続) を参照してください。
サイトの準備 3:ストレージの構成
個々の物理マシンでは、少なくとも 2 台の物理ディスクがサーバの最小番号のスロットに装着されている必要があります。
- 1 番目の論理ディスクでシステムが起動するように RAID コントローラを設定します。
- 各 RAID アレイには、論理ボリュームを 1 つだけ割り当てることができます。
- サポートするRAID レベルは、RAID 0、1、5、6、および 10 のみです。
- Avance ソフトウェアをインストールする前に、2 台の物理マシンを同一の RAID 構成にしておきます。
- 1 番目の論理ディスクが RAID 1、5、6、または 10 構成の場合、Avance は MBR フォーマットを適用します。
- 1 番目の論理ディスクが RAID 0 の場合、Avance では 2 番目 の論理ディスク (RAID の種類は問いません) が必要となります。Avance は、MBR フォーマットを適用します。
- H200 または SAS 6i RAID Controller を搭載する Dell PowerEdge システムをお使いの場合、システム内のいずれのディスクにおいても RAID が構成されていないことを確認します。
- Dell H700、PERC6、および PERC5 コントローラの場合: Dell RAID Integrated BIOS Configuration Utility の [Ctrl Mgmt] タブで、[Enable BIOS Stop on Error] 設定を無効にします。
サイトの準備 4:電源の接続
サーバは、異なる複数の電源に接続される冗長電源構成にします。 UPS (オプション) 以下のように、Avance ユニットを 1 つあるいは 2 つの無停電電源装置 (UPS) と接続します。
Single UPS
Dual UPS
リモート環境の電源制御 リモート環境の場合、APC などが提供しているネットワーク UPS、あるいはスイッチ付分電盤 (PDU) の使用を推奨します。これにより、ネットワークを通じて PM のリモート・パワーサイクリングが可能となります。
サイトの準備 5: BIOSを設定
Avance では、必要な BIOS 設定のほとんどが自動で行われます。使用される可能性のあるオプション設定について、以下に説明します。
AC電源のリカバリー | 一部ベンダのサーバ製品では、電源サイクルの後に自動でサーバの電源を入れて起動させるかどうかを設定できます。可能な場合は、この設定を有効にしておくことを推奨します。 |
---|---|
エラー発生時のF1/F2 プロンプト (Dell) | Dell サーバでは、起動プロセスの間にエラーを検出した場合に起動を終了するように設定するオプションがあります。Avance では、サーバが稼動してからエラーの詳しい情報を確認できる場合があるため、この設定を無効にすることを推奨します。 |
NICのPXE起動サポート | サーバ・ベンダによっては、PM を PXE 起動するためにネットワーク・ポートを使用するかどうか設定できる場合があります。Avance で PXE を有効にする場合、1 番目のオンボードの NIC ポートのみが使用可能で、その他のポートは使用できません。1 番目のオンボードの NIC ポートを *除く*、その他すべての NIC ポートを使用する PXE 起動を無効にしておくことを推奨します。 |
DELL R720、R620およびT620 サーバの BIOS の初期設定
- モニタおよびキーボードを 1 台目の物理マシン (PM) に接続します。
- PM の電源を入れます。
- BIOS 設定を起動するプロンプトが表示されたら、F2 キーを押します。
- [Boot Settings] -> [BIOS Boot Settings] の順に移動します。
- [Boot Sequence] を選択し、Enter キーを押します。
- 起動順序を次のように変更します。
- Embedded NIC1 Port1
- Hard Drive C:
- Embedded SATA Port Optical+/- キーを使用して起動順序を変更し、Enter キーを押します。前のメニューに戻る場合は、Escape キーを押します。
- [Integrated Devices] を選択し、Enterキーを押します。
- 表示された項目に 「Internal SD Card Port」 がある場合は、値を [Off] に設定します。
- 前のメニューに戻る場合は、Escape キーを押します。
- [Miscellaneous Settings] を選択し、Enterキーを押します。
- [F1/F2 Prompt on Error] を [Disable] に設定します。
- Escape キーを 3 回押します。[yes] を選択して設定を保存します。
Dell Broadcom 57800 2x10Gb DA/SFP+ + 2x1Gb BTネットワーク・ドーターカード(430-4428)搭載サーバのBIOS/iDRACの初期設定
Dell R720システムはAvance R3.1.1.6以降のバージョンでこのNICカード対応が可能です。それ以前のバージョンでは対応していませんのでご注意下さい。
このNICを使うために、ラベル「3」と「4」の1Gbポートを、それぞれ“priv0”と“ibiz0”として利用します。具体的には、プライベートリンクは両ノードのポート3同志をケーブル接続し、ビジネス用リンクとしてポート4同志を接続します。また、10Gbのポート1とポート2は、ストレージの同期用として使用します。これらのポートはプライベートやビジネス用リンクに使用することはできません。
- BIOS設定において、ネットワークのiDRAC設定は“COM1”ではなく、“COM3”をセットする必要があります。これは、Avanceが互いのAvanceノードを制御するために必要になります。
- BIOS設定において、ポート1とポート3は、BIOSのデバイスメニューを使用してPXEブートを有効にする必要があります。
- * BIOS設定において、BIOSの起動順序も内蔵ポート1がブート順の最初に来るように、NIC1ポート1とNIC1ポート3 、両方を含むように変更する必要があります。
*日本語版最終更新日:2013/12/17