サイトおよびシステムの準備 | HP
Last Modified: 03/7/2013 at 9:08 | Release:Table of Contents
サイトおよびシステムの準備
サイトの準備 1:必要な機器と情報の準備
システムの準備および Avance のインストール中は、接続されている必要があります。
2 台の物理マシン (PM)
- Avance Compatibility Matrix-HP Configurations(Avance 互換性マトリックス)に準拠するサーバ・モデル/構成
- 物理マシン(以下PM) は、同一の製品ファミリ/世代の同じ構成のマシンであることが必要です。
- 各 PM には、少なくとも 2 台のディスクを搭載している必要があります (最少で 4 台のディスクを必要とする HP ML370 G5 を除く)。
- インストールには、内蔵あるいは USB 接続の DVD ドライブを使用できます。
アップグレードやインストールの前に、キーワード 「firmware」 とリリース 「3.0」 を使用して Known Issues (既知の問題) データベースを検索し、ファームウェアの互換性の問題を確認してください。
- Avance Customer または Partner Portal Site にログインします。.
- [technical support (テクニカル・サポート)] にある [Search for known issues (既知の問題の検索)] をクリックします。
- [release 3.0)]、そして [issue type firmware (ファームウェアに関する問題)] を選択します。
すべてのネットワーク・ポート用の、CAT5E、CAT6、あるいは CAT7 ネットワーク・ケーブル
システムの準備とインストール用のモニタとキーボード Avance Management Console 用のコンピュータ
- インストール中は Avance ユニットのそばに設置します。
- Avance Compatibility Matrixに準拠するブラウザ(Microsoft Internet Explorer IE9、Mozilla Firefox 3.6+、Google Chrome 10.0+)
- 最新版のJava™ Runtime Environment (JRE™)
サイトの準備 2:ネットワークの設定
【プライベートネットワーク】
各 PM の 1 番目の内蔵ネットワーク・ポート間をネットワーク・ケーブルで接続します。(ポート 1)
PM 同士が離れた場所にある場合は、 Planning for Split Site Deployment(分離サイトの構成例) を参照してください。
【ストレージ同期ネットワーク (オプション)】
Avance は、PM 間のデータ複製パフォーマンスを向上する、オプションの同期リンクをサポートしています。これらのリンクでは、プライベート・リンクと同様に 10Gb の専用ネットワークで PM 間を接続する必要があります。同期リンクは、冗長構成にすることを推奨します。
【ビジネス・ネットワーク】
各 PM の 2 番目の内蔵ポートからビジネス・ネットワークまでを、Ethernet ケーブルで接続します。(ポート2)
ネットワークにアドオンのビジネス・ネットワーク・ポート (NIC) が多数ある場合は、基本インストール作業が完了した後、ポートのインストールを実行してください。操作方法については、Connecting Business Links(追加のビジネス・リンクの接続) を参照してください。
サイトの準備 3:ストレージの構成
個々の物理マシンでは、少なくとも 2 台の物理ディスクがサーバの最小番号のスロットに装着されている必要があります。
例外:HP370-G5 システム では、スロット 8 と 9 に追加のディスクが 2 台必要です。
- 1 番目の論理ディスクでシステムが起動するように RAID コントローラを設定します。
- 各 RAID アレイには、論理ボリュームを 1 つだけ割り当てることができます。
- サポートするRAID レベルは、RAID 0、1、5、6、および 10 のみです。
- Avance ソフトウェアをインストールする前に、2 台の物理マシンを同一の RAID 構成にしておきます。
- 1 番目の論理ディスクが RAID 1、5、6、または 10 構成の場合、Avance は MBR フォーマットを適用します。
- 1 番目の論理ディスクが RAID 0 の場合、Avance では 2 番目 の論理ディスク (RAID の種類は問いません) が必要となります。Avance は、MBR フォーマットを適用します。
- 同一ノード内で同じ種類の HP RAID コントローラを複数使用することはサポートされていません。
サイトの準備 4:電源の接続
サーバは、異なる複数の電源に接続される冗長電源構成にします。 UPS (オプション) 以下のように、Avance ユニットを 1 つあるいは 2 つの無停電電源装置 (UPS) と接続します。
Single UPS
Dual UPS
リモート環境の電源制御 リモート環境の場合、APC などが提供しているネットワーク UPS、あるいはスイッチ付分電盤 (PDU) の使用を推奨します。これにより、ネットワークを通じて PM のリモート・パワーサイクリングが可能となります。
サイトの準備 5: BIOSを設定
Avance では、必要な BIOS 設定のほとんどが自動で行われます。使用される可能性のあるオプション設定について、以下に説明します。
AC電源のリカバリー | 一部ベンダのサーバ製品では、電源サイクルの後に自動でサーバの電源を入れて起動させるかどうかを設定できます。可能な場合は、この設定を有効にしておくことを推奨します。 |
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NICのPXE起動サポート | サーバ・ベンダによっては、PM を PXE 起動するためにネットワーク・ポートを使用するかどうか設定できる場合があります。Avance で PXE を有効にする場合、1 番目のオンボードの NIC ポートのみが使用可能で、その他のポートは使用できません。1 番目のオンボードの NIC ポートを *除く*、その他すべての NIC ポートを使用する PXE 起動を無効にしておくことを推奨します。 |
HP DL180 G6 サーバの BIOS の初期設定
- モニタおよびキーボードを 1 台目の物理マシン (PM) に接続します。
- PM の電源を入れます。
- ROM ベースの Setup Utility を起動するためのプロンプトが表示されたら、F10 キーを押します。
- [IPMI Configuration] -> [Set LAN Configuration] と進み、[BMC NIC Allocation] を [Shared] に設定します。
- 以下の設定は、デフォルトの状態であれば正しく設定されています。
- [CPU Configuration] -> [Intel Virtualization Tech] の設定は、[Enabled] です。
- [CPU Configuration] -> [Execute-Disable Bit Capability] を、[Enabled] に設定します。
- [CPU Configuration] -> [Embedded NIC Port 1 PXE] を、[Enabled] に設定します。
- [PCI Configuration] -> [Execute-Disable Bit Capability] を、[Enabled] に設定します。
- システムの起動順序はデフォルトのままにしておきます。
- Network
- CD/DVD
- Hard Drive
*日本語版最終更新日:2013/3/7