RHEL/CentOS 6.x VM のサポート

Last Modified: 12/11/2013 at 13:19 | Release:

概要

Avance リリース R3.1 では、32 ビット版 / 64 ビット版の RHEL (Red Hat Enterprise Linux) および CentOS 6.1、6.2 そして 6.3 の VM のサポートが追加されました。これらのOS ディストリビューションは、Red Hat および CentOS から提供されている ISO イメージから (仮想 CD 経由で) インストールできます。これらの新しいタイプの Linux は仮想 CD からインストールされます。VM Creation Wizard の実行中に、Linux のタイプを選択する必要があります。Red Hat および CentOS は、RHEL および CentOS 6.1 からベンダが Xen 対応のディスク・ドライバおよびネットワーク・デバイス・ドライバを提供するようになりました (xen_blkfront および xen_netfront)。これにより、Avance ではベンダ提供のメディアから直接これらの Linux をインストールできるようになります。仮想 CD からの VM のインストールは容易で、ベアメタルのマシンに普段から Linux をインストールしている管理者であれば、すでに精通している手順でのインストールが可能です。VNC コンソールを利用して、GUI あるいはテキスト・モードによるインストールをインタラクティブに実行することができます。インストール手順は、新しい VM の作成後に自動的に開始されます。

インストール後の注意事項

RHEL/CentOS リリース R6.x の VM のネットワーク・スタックが適切に設定されていない場合、障害の発生時にネットワーク通信が途絶して VM に深刻な影響を及ぼすことがあります。この問題を解決するため、デフォルトのネットワーク設定を変更するスクリプトが提供されています。このスクリプトは、Avance Web サイト  からダウンロードできます。ダウンロード後、ルート権限のあるユーザとして VM コンソールから直接このスクリプトを実行してください。また、直接 VM から次のスクリプトを実行することもできます。

curl http://download.avancehelp.com/linux-patches/blackout.sh | bash

ハードウェア上の制約

RHEL/CentOS リリース R6.x の VM には、次の制約があります。

    • これらの新しい仮想マシンの運用には、最少で 2GB のメモリを割り当てる必要があります。割り当てが 2GB 未満の場合、インストール時にハングしてしまう可能性があります。
    • これらの新しい VM では、最大で 3 つの仮想ディスクを使用できます。RHEL/CentOS 6.3 のゲストに 3 つを超える数のディスクを構成しても、VM では超過分のディスクを使用できません。


*日本語版最終更新日:2012/11/30